日米印の安保初協議、開催日・場所に誤り

2012年4月13日誤報レポートメディア:ジャンル:,

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【産経】2011/9/24朝刊「日米印が海上安保など初協議」 日米印の政府間で初の海上安全保障をめぐる局長級協議が2011年10月7日東京で開催されることで合意したと報じられた。しかし、そのような合意はなく、実際の初協議は12月19日、ワシントンで行われた。

産経新聞は、2011年9月5日付の朝刊国際面で、「日米印が海上安保など初協議」「東京で来月7日開催」の見出しをつけ、日本・米国・インドの三カ国による海上安全保障を中心とした初の局長級協議を10月7日に東京で開催することに合意したと報じた。

しかし、そのような合意は存在しておらず、10月7日に日米印の政府間協議が行われることはなかった。
実際に日米印の初協議が開催されたのは12月19日で、場所はワシントンであった。

しかし、産経新聞は、記事の訂正・取消しを行わず、2012年4月11日現在、ニュースサイト「MSN産経ニュース」に掲載したままになっている。(i)

 


original

 

日米印が海上安保など初協議 東京で来月7日開催

 

【ニューデリー=田北真樹子】日本、米国、インドの3カ国は4日、海上安全保障を中心にアジア太平洋からインド洋にかけた周辺地域の情勢などに関する局長級協議を来月7日、東京で開催することで合意した。複数の日印両外交筋が明らかにした。

3カ国が安全保障上の共通の課題をテーマに協議するのは初めて。将来的な安全保障分野での協力強化につながることが期待される。

3者協議は海上安全保障や地域情勢のほか、テロ対策もテーマとなる見通し。3カ国には、太平洋やインド洋への進出を強める中国への懸念があることから、中国についても意見交換が行われるとみられる。

協議には、外務省総合外交政策局の鶴岡公二局長、米側はキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)、インド側はアソク・ムカジー次官補(政治担当)が出席する。

(産経新聞 2011年9月5日付朝刊・国際面、3段)


evidence
  1. 2011年10月7日に日米印の政府間協議を開催するとの合意はなかった

  2. 日米印協議は2011年12月19日にワシントンで初めて開催されている

 米国国務省は、2011年12月5日、日米印三カ国協議を12月19日にワシントンで開催すると発表した。(1)(2)

12月19日、日米印三カ国協議が予定どおりワシントンで開催された。(3)(4)(5)
MSN産経ニュースの誤報記事

▲ニュースサイトに掲載されたままの誤報記事(2012年4月11日現在)。なお、2012年4月27日までに削除されたことが確認された。

 

▼12月19日に日米印初協議が行われたことを報じた記事(2012年4月11日現在)

MSN産経ニュースの誤報記事

<初掲載>
2012/4/13 21:15

<加筆>
2012/4/27 23:30
※注釈(i)を加筆しました。