追悼 「報道改革」を訴え続けた藤田博司さん

2014年10月11日

▼元共同通信論説委員の藤田博司さんが逝去された。藤田さんは、誰よりも深く真剣に、報道の信頼性、質の向上を訴えていた。今こそ耳を傾けるべき藤田さんの「報道改革」の道標とはー(楊井 人文)


早朝にめったに目覚めることのないのにその日は午前4時ごろ、急に目覚めた。もう一度寝ようとしたが寝つけず、あきらめてノートパソコンを開けた。すると目に飛び込んできたのが、朝日新聞がついさっき配信したばかりの「藤田博司さん死去」の第一報(10月6日午前5時)だった。ついこの間お会いしたばかり。もしかして夢をみているのでは…。にわかには信じられない思いだった。登山の後に急変したとのことだった。

私は藤田さんと2度しかお会いしたことがない。そんな私が藤田さんの追悼文を書くのは、苦境に陥っているメディア界は今こそ藤田さんの積年の訴えに、真剣に耳を傾けるべきだと思ったからだ。その話をする前に、少しばかり藤田さんと最後に言葉を交わしたときの様子を想い起こしたい。・・・(続きはこちら

故・藤田博司さんの主な著書

故・藤田博司さんの主な著書


(2014年10月9日Yahoo!ニュース掲載)

※この記事は執筆者個人の見解であり、日本報道検証機構その他団体を代表するものではありません。

楊井 人文(やない ひとふみ)
日本報道検証機構代表理事。産経新聞記者を経て、弁護士。