「3Kやりたがらない」発言報道 ゼンショーHDが遺憾

2014年5月16日注意報一覧メディア:ジャンル:,

▼「すき家」経営者トップが「日本人はだんだん3Kの仕事をやりたがらなくなっている」と嘆いたと朝日新聞が報道。実際は雑誌の記事を引用していたが、そのことに触れていなかった。同社が記事について「大変遺憾」と表明している。

【朝日】 2014/5/14電子版「すき家のゼンショーHD社長『3K仕事やりたがらない』」、2014/5/15朝刊8面「『3K仕事やりたがらない』」

《注意報1》2014/5/16 20:00


《注意報1》2014/5/16 20:00

朝日新聞は5月14日付電子版で「すき家のゼンショーHD社長『3K仕事やりたがらない』」と見出しをつけ、外食大手ゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長が「日本人はだんだん3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている」と嘆いていると報じた。その発言は小川社長が記者会見で、雑誌の記事を引用する形で述べたものだったが、それには触れずあたかも自己の見解として述べたかのように記載。同社はホームページ上で、小川社長が経営する「すき家」の業務を「3Kの仕事」と形容したかのような誤解が生じているとし、「大変遺憾」と表明している。

すき家のゼンショーHD社長「3K仕事やりたがらない」 (朝日新聞デジタル 2014/5/16)

朝日新聞デジタル2014年5月15日掲載

朝日新聞デジタル2014年5月15日掲載

朝日新聞2014年5月15日付朝刊8面

朝日新聞2014年5月15日付朝刊8面

同社はホームページに掲載した「本日の朝日新聞記事について」と題する声明で、14日に行った3月期決算の記者会見の一部を公開。小川社長が「『日本人がだんだん3Kをやりたがらない』と昨日どこかの記事にも載っていましたけれども、労働力のミスマッチですよね。事務職にはなりたい人がいっぱいいて、だけど現場の仕事はミスマッチでやりたい人が少ないという現状は確かにあると思います」などと述べていたことを明らかにした。

問題の発言は、週刊東洋経済の最新号(5月17日号)に掲載された「誤解だらけの介護職~もう3Kとは言わせない」という記事にそういう趣旨が書いてあったことを述べたものだと説明。文脈としても、「すき家」のことではなく日本の労働市場全般に関する一般論を述べた中で語ったものと強調している。

ゼンショーHD広報担当者によると、同社には記事の掲載後「自分の会社の仕事を3Kよばわりするとは何事か」といったメールや電話が数多く寄せられ、対応に追われているという。朝日新聞の電子版記事は大きな反響を呼び、15日に「朝日新聞デジタル」で読まれた記事2位になっていた。

本日の朝日新聞記事について (株式会社ゼンショーホールディングス 2014/5/15)

ゼンショーホールディングスのホームページより

ゼンショーホールディングスのホームページより

小川賢太郎氏が記者会見時に引用したとされる週刊東洋経済2014年5月17日号

小川賢太郎氏が記者会見時に引用したとされる週刊東洋経済2014年5月17日号