「公立病院初の海外進出」報道に「検討の事実ない」

2013年10月22日注意報一覧メディア:ジャンル:,

▼都立駒込病院が公立病院として初めて海外進出を検討していると日経新聞が報道。しかし、病院や政府の関係部署は検討の事実もないとしている。(追記:訂正記事あり)

【日経】 2013/10/21夕刊1面「公立病院初の海外進出 都立駒込病院 インドネシアでがん治療」

《注意報1》2013/10/22 19:00

《追記》訂正記事が出ています。 2013/11/12 16:30


《注意報1》 2013/10/22 19:00

日経新聞は10月21日付夕刊1面で、東京都立駒込病院がインドネシアへの進出を検討していると報じました。しかし、駒込病院は同日、ホームページに都立病院を統括する東京都病院経営本部と連名で「そのような事実はありません」とのコメントを掲載。駒込病院と都病院経営本部は、当機構の取材に対し、いずれも海外進出を検討している事実はないと回答しています。

記事は「駒込病院が進出を検討しているのは、日系企業など製造業が集積するインドネシア西ジャワ州ブカシ県。同県の県立病院と共同で、医療施設を数年内に開設する」「病院の開業時期や病床数などは日本政府とブカシ県で調整中だ」などと報道。「内閣官房の健康・医療戦略室によると、公立病院が海外に拠点を置いて医療を提供する初の事例となる」としています。

しかし、当機構が内閣官房の健康・医療戦略室に問い合わせたところ、「報道については把握しているが、全くの事実無根。戦略室としても関与の事実はない」と回答。「政府全体としては国際的に広く日本の医療を展開するという戦略は持っており、その中には当然インドネシアも含まれるが、今回の具体的な事案の検討や、開業時期・病床数の調整といった事実はありません」としています。

日本経済新聞2013年10月21日付夕刊1面

日本経済新聞2013年10月21日付夕刊1面

公立病院初の海外進出 都立駒込病院、インドネシアでがん治療 (日本経済新聞電子版 2013/10/21 13:31) ※全文は有料版

 がんや感染症の治療で実績を持つ東京都立駒込病院がインドネシア進出を検討していることが21日、分かった。現地の公立病院と提携して診療所を開設し、消化器系のがんなどの治療を実施する計画だ。公立病院の海外進出は初めてで、海外に日本の高度な医療技術を売り込む成長戦略の具体例となる。政府は慢性的な経営難にある公立病院の収益改善も見込む。(以下、略)

https://twitter.com/toritsubyouin/status/392230320960851968

日経新聞報道について (東京都病院経営本部・都立駒込病院 2013/10/21)

東京都病院経営本部・都立駒込病院 平成25年10月21日

東京都病院経営本部・都立駒込病院 平成25年10月21日


(*) 11月8日付夕刊に訂正記事が掲載されました。(2013/11/12 16:30)
【訂正報道】公立病院初の海外進出」は誤報