「TPP自由化率90%超提示」 政府は否定

2013年10月5日注意報一覧メディア:ジャンル:, テーマ:

▼TPP交渉で日本が米国に対し関税撤廃の自由化率として92%を提示していたとの日経新聞の報道について、政府関係者は事実関係を否定している。

【日経】 2013/10/4朝刊1面「関税撤廃90%超提示 政府が米に TPP『聖域』も対象へ」、同3面「TPP自由化率『90%超』日本、撤廃品目を精査」

《注意報1》2013/10/5 07:00


《注意報1》 2013/10/5 07:00

日本経済新聞が10月4日付朝刊1面で「関税撤廃90%超提示 政府が米に」を見出しに、日本がTPP交渉で関税をなくす品目の割合を示す自由化率として92%を米国に提示したと報じました。この報道に対し、菅義偉官房長官と林芳正農水相が記者会見で事実関係を明確に否定しています。

日本経済新聞2013年10月4日付朝刊1面

日本経済新聞2013年10月4日付朝刊1面

菅義偉官房長官 記者会見(10月4日午前) (首相官邸)

Q.TPP交渉ですが、本日の日本経済新聞の1面で、日本が米国に関税の自由化率92%を示したと具体的な数字が報じられているのですが、事実確認をお願いします。
A.まずですね、そのような事実はないということであります。
Q.これから合意に向けてやっていくと思いますが、日本政府としては90%前半という数字は、もし交渉として出るとするならば、どのような意味合いを持つ数字になりますか。
A.交渉のことについては、甘利大臣が現地で今、交渉をやっておりますので、甘利大臣にすべてをゆだねていると、そういうふうに考えています。ただ、甘利大臣も、そうした92%ですかね、そうしたことは事実誤認だと、そういうことを考えているようです
Q.日本側が92に対して、近い数字を掲示されてるということなんでしょうか。
A.いえ、ですから、全くありません

林芳正農林水産大臣 記者会見(10月4日) (農林水産省)

Q.大臣、すいません、あの、今日、日経新聞のですね、あの、「TPPで自由化率を92パーセントを日本の政府が提示した」という報道があったんですけども、あの、この場合、農林水産省がこれまで関税撤廃したことがないですね、あの、まあ、合板とか水産品とかも入る計算になります。あの、まず、これが事実かどうか。あの、これ、水産品とかの場合は、やっぱり大臣の判断もものすごく関わってくるので、大臣がオーケー出さないとここまでいかないはずなんですよ。事実かどうか、どうでしょうか。
A.はい。あの、そのような事実はないと、こういうふうに承知をしております。で、あの、いずれにしても撤廃率、関税撤廃率についてはですね、各国と交渉を積み重ねて、ていくということでございますが、国会、自民党等の議決もございますので、しっかりと守っていきたいということであります。
Q.それ、92パーセントを提示した事実はないってことですか。
A.ええ、92パーセントを示したと報じられているということを御質問だったので、92パーセントを示したという事実はないということであります