「汚染水漏れ口放置」 東電「技術的に困難」と反論

2013年8月3日注意報一覧メディア:ジャンル:, , , テーマ:

▼福島第一原発の放射能汚染水流出で、朝日新聞が1面トップで、東電が流出元の建屋の漏れ口を2年以上ふさがず放置していたと報道。東電側はその部分の遮断は技術的に困難で、放置していたわけではないと反論している。

【朝日】 2013/8/1朝刊1面トップ「汚染水漏れ口 2年間放置 東電福島第一 事故直後、対策公表」

《注意報1》2013/8/3 07:00


《注意報1》 2013/8/3 07:00

福島第一原発の放射能汚染水流出問題で、朝日新聞は、8月1日付朝刊1面トップで「汚染水漏れ口 2年間放置」の見出しで、東京電力が流出元の建屋の漏れ口を2年以上ふさがずに放置していたと報じました。これに対し、東電は、その部分の遮断は「技術的に困難」だったとし、「2年以上にわたり建屋の漏れ口をふさがずに放置し、検討や準備を行っていなかったということはありません」と反論しています。

朝日新聞は、東電が2011年4月27日発表した「事故収束への道筋」で、2号機タービン建屋そばの地下坑道(トレンチ)にたまった汚染水流出の対策として、「トレンチと建屋間の遮断」を明記していたと指摘。その上で、「実際は漏れ口をふさいで遮断しておらず、その後も放置していた」と伝えました。

この報道について、東電側は、同日ホームページに反論文を掲載。トレンチと建屋の接続部を遮断することは「技術的に困難であった」ため、海とタービン建屋の間にある立坑を遮断することとし、2011年5月上旬に遮断を完了したと指摘しています。その後も、汚染水流出防止のため、タービン建屋とトレンチの接続部の止水工法を検討していたこと、タービン建屋とトレンチの接続部を凍結させて水の流れを遮断してトレンチ内の水を抜くための実証実験を今年末にかけて実施、評価する予定であったことを挙げ、漏れ口を放置し、検討や準備を行っていなかったということはないと反論しています。

汚染水漏れ口、2年放置 事故直後、対策発表 東電福島第一原発 (朝日新聞デジタル 2013/8/1 05:45)

朝日新聞2013年8月1日付朝刊1面トップ

朝日新聞2013年8月1日付朝刊1面トップ

平成25年8月1日付 朝日新聞1面トップ「汚染水漏れ口 2年放置」について (東京電力 2013/8/1)

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福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋 (東京電力 2011/4/17) ※別紙2の対策29に「トレンチと建屋間の遮断」の記載あり。
福島第一原子力発電所における信頼性向上対策に係る実施計画 (東京電力 2012/5/12)
地下水の流入抑制のための対策 (東京電力福島第一原子力発電所廃炉対策推進会議 汚染水処理委員会 2013/5/30)