「経産省事務次官に高原氏」 実際は立岡氏

2013年7月3日注意報一覧メディア:ジャンル:

▼朝日新聞が経産省の次期事務次官に高原資源エネルギー長官をあてる人事を固めたと事前報道。しかし、実際は立岡官房長となった。朝日は翌日、自社の事前報道により立岡氏が抜擢されたと報じたが、茂木経産相が「明らかに間違い」と指摘した。

【朝日】 2013/6/20朝刊5面「経産次官に高原・エネ長官 政権、月内にも発令」

《注意報1》 2013/7/3 23:00

朝日新聞は、6月20日付朝刊で、安倍政権が経済産業省の安達健祐事務次官の後任に高原一郎・資源エネルギー庁長官をあてる人事を固めたと報じました。しかし、実際は、立岡恒良官房長(当時)を次期経産省事務次官にあてる人事を決定し、28日付で発令。高原氏は資源エネルギー庁長官を退任し、辞職しています。

日本経済新聞電子版が20日午後、政府が立岡氏を次期事務次官にあてる人事を固めたと速報し、主要各紙が21日付朝刊で報じました。前日に高原資源エネルギー長官を次期次官とする人事を報じた朝日新聞は、21日付朝刊で「当初は高原一郎・資源エネルギー庁長官(57)を次官に起用する方向で調整していた。だが、事前に朝日新聞に報道されたことなどから、20日の政府の人事検討会議で高原氏より若い立岡氏を抜擢する人事を決めた。」と伝え、訂正記事は出しませんでした。

茂木敏充・経済産業大臣は21日の閣議後の記者会見で、幹部人事の報道について問われ「今朝の一部の報道につきましては、明らかに間違いがございます」と指摘。具体的にどの記事についてなのかは明らかにしなかったものの、事前報道を理由に立岡氏を抜擢したとの21日付朝日新聞の報道を指しているとみられます(他紙の21日付朝刊の経産省人事報道で間違いは見受けられませんでした)。

月刊誌『選択』2013年7月号は「首相官邸や経産省幹部は『最初から高原氏を起用する案はなかった』と口を揃える。実際、多少の次官人事も相次いで事前に報じられたが、差し替えはなかった」として、朝日新聞の事前報道は「誤報」だったとの見方を伝えています。

朝日新聞2013年6月20日付朝刊5面

朝日新聞2013年6月20日付朝刊5面

朝日新聞2013年6月21日付朝刊5面

朝日新聞2013年6月21日付朝刊5面

茂木経済産業大臣記者会見 (経済産業省 2013/6/21)

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