誤報の定義

Gohooにおける誤報の定義・要件、判断根拠、判断基準時、検証対象メディアについて説明します。

1  定義―Gohooは、どのような場合を「誤報」と判定するのですか?

「誤報」の辞書的な意味は、「まちがったしらせ」(広辞苑)、「間違えて知らせること。また、間違った知らせ」(大辞林)、「伝えるべき事柄を正しく伝えていない知らせや報道」(新明解国語辞典)とされています。

Gohooは、原則として「報道された事柄の全部または一部に事実関係の誤りがあり、読者に事実を誤認させるおそれのある報道」を「誤報」と扱います。

Gohooは、報道の受け手である読者の一般的理解を基準に、事実を誤認させるおそれのある報道かどうかという観点を重視します。

Gohooは、次の要件に当てはまる場合に「誤報」と扱います(これらの定義、要件は暫定的、試行的なものであり、今後、必要に応じて、改訂することがあります)。

  1. 報道において表現された言葉を通常の意味で理解して得られる事実認識が、客観的な事実と合致しない場合
  2. 表現された言葉が事実を摘示したものかどうか判然としないものや、事実を摘示せずに記者等の評価や見解を述べたにすぎないものであっても、その表現が一定の事実認識を前提にしていることが明らかであり、その認識が客観的な事実と合致せず、その表現によって読者に事実を誤認させる危険性が高い場合
  3. 本文それ自体には事実関係に誤りがなくても、見出しだけに着目して得られる認識が、客観的な事実と合致しない場合。ただし、見出しだけで「誤報」と扱う場合は、見出しが包含できる情報量の限界を考慮しつつ、読者に事実を誤認させる危険性が高く、かつ、本文の内容との齟齬も大きい場合に限る

2  判断根拠―Gohooは、「誤報」かどうかを、どのような根拠で判断するのですか?

Gohooは、報道内容と事実関係を検証した結果、客観的な証拠などによって、報道内容が客観的事実と異なることを証明できる場合に限り、「誤報」と判定します。

Gohooは、「誤報」と判定した際の証拠等を必ず明示し、出典等の情報源も可能な限り表示します。

3  判断基準時―Gohooは、「誤報」かどうかの判断の基準時を、その報道がなされた時点におくのですか、報道後の一切の事情も考慮して事後的に判断するのですか?

Gohooは、取材活動の有限性や速報の要請があることも考慮しつつ、報道が常に誤りが生じる可能性のある暫定的な歴史叙述であることを正面から認めたうえで、事後的に事実と異なることが判明した場合であっても、すみやかに事実誤認の危険性を払拭するために周知すべきであるとの考え方に立ちます。

そこで、Gohooは、報道時点では取材を尽くし、その事実が存在すると信じたことに相当な理由があったかどうかにかかわらず、当該報道でなされた表現だけを外形的に理解した場合に、事後的に判明した証拠等も考慮して、客観的な事実と合致するかどうか、事実を誤認させるおそれがあるかどうか、を検証します。

4  検証対象メディア―Gohooは、どのメディアを検証の対象とするのですか?

Gohooは、読者・視聴者数、報道機関としての影響力を考慮して、当面、下記の日刊紙、通信社、放送局が自社の名義で発信ないし配信した報道(媒体の種類を問わない)を検証対象とします。

(日刊の全国紙)
読売新聞
朝日新聞
毎日新聞
産経新聞
日本経済新聞

(日刊のブロック紙)
・北海道新聞
・中日新聞/東京新聞
・西日本新聞

(通信社)
共同通信
時事通信

(放送局)
日本放送協会(NHK)

ただし、上記以外のメディアによる報道であっても、誤報内容の重大性、社会的影響の大きさなどを考慮して、必要に応じて、検証対象とする予定です。